小論:完全遠隔認証によるスマートグリッド

概要

現代の産業は、国中に張り巡らせた電力ネットワークによって供給される電力に依存している。それだけに、安定的にかつ安全に電力を確保することが重要である。

以前は、電気エネルギーは水力や火力のような大規模発電所と、工場や街などの電力消費地が、遠く離れており、大規模発電所から消費地まで一方向の電力網によって供給されていた。

ところが近年、火力や原子力の環境に与える負の影響が知られ始め、また、エネルギーペイバックタイムという考え方により、風力発電や太陽光発電等の再生可能エネルギーへの切り替えが望まれるようになった。この再生エネルギーは様々な場所で発電されるので、、従来型の一方通行送電から双方向送電が必要となった。このような地域全体でエネルギーを余っているところから足りないところへ動的にコントロールして送電する「スマートグリッドでは、制御情報の改竄による不正操作が大きな事故に繋がりかねない。このような攻撃からスマートグリッドを守り、適正に操作していくために、完全暗号が欠かせない。これによって、完全遠隔認証に加えて、完全秘匿通信及び完全遠隔操作が可能になる。


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管理担当:IoT分科会

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